第一篇: 神様
第四章 解放してさしあげるべき神様
第一節 神様の恨と復帰摂理
14 世の中で、最もかわいそうなお方が神様です。最も多くの苦労をした、苦労の大王が神様です。人間を創造したその日から、人間を見るまいとしても見ざるを得ない運命を抱えた父の立場にいらっしゃる神様、春夏秋冬はもちろん、六千年の歴史の中で、一時でも手放すことのできない人間の姿を見つめながら、苦しみあえぎ、泣き叫ぶことが生活哲学となり、それを掲げて人間を支える生活をしてきた神様なのですから、どれほどかわいそうなお方でしょうか。